(初出:2016年5月@Google+)
「孤独(lonleliness)に一番よく効く薬。それは、
一人になること(solitude)だ。
人はなぜ孤独を感じるのだろうか。
それは、繋がりを実感できる人が周りにいないことに気付いてしまったからだ。
逆説的に聞こえるだろうけど、余計な人間関係を整理し、一人だけの時間を持つことによって、大抵の孤独(loneliness)は和らぐ。
自分の中にありながら、今まで繋がっていなかった部分との繋がりを回復することで、孤独感は癒されていく。」
キャロライン・ケイシー(Caroline Casey)〜 「土星」より
Making the Gods Work for You: The Astrological Language of the Psyche
posted with amazlet at 17.03.18
Harmony (2007-12-18)
ここ1,2ヶ月は数十年ぶりに訪れた西洋占星術マイブームの真っ只中にいる。
われわれが中・高校生だった頃と違って、今はAstro.comとか、Astro-app.netといった便利なサイトがあるから、ホロスコープ作成に必要な角度計算とか、ややこしい決まりなんて全部お任せしてしまえばいい。 ま、プロとして占いで食っていくつもりなら、星の運行表と手計算でもってホロスコープを0から作り上げる能力も必要なんだろうけど...。
いいんです。
今のところは、気楽な素人ですし。
先日、こちらの「Visionary Activist Astrology」なる9時間近くの音声講義オーディオブックを買ってみた。
ちょうど版元のSoundsTrue社のHPで、ダウンロード商品全品半額セールをやっていて、商品レビューがあまりにも素晴らしかった(95%は五つ星最高点。)。
で、思い切って購入。
レビューを信じて大正解だった。
占星術の基本を、主要惑星の解説を順番に(冥王星これは海王星→天王星、土星...と、通常の登場順とは逆に。)、キャロライン・ケイシー(Caroline Casey)というハスキーボイスがすてきなおばさまがひたすらべらべらとしゃべる、しゃべる。
彼女、元々神秘学方面を熱心にやっていた人らしい。
ユング派の教育を受けた心理療法士という肩書も持っているので、もちろんユングや心理学・精神医学についての話はある程度、する。
でも、それだけじゃない。
神話、シャーマニズム、日本の慣用的な言い回し(←「日本語では、☓☓☓という表現で言い表されるように...」と聞いてみても「ん?そんな言葉、あったっけ???」と、元ネタがわからず首をひねることも。)、果てはグルジェフワークまで... ってな具合に、話が飛んで飛んで飛んで...(以下略)
つ、つい引っ張ってきた。円さん若いっ。
「夢想花」っていうんですよね。むそうばな!
「夢想花」っていうんですよね。むそうばな!
で、回って回って回ってまわーるぅぅぅぅー...といった調子で、いつの間にか占星術の本題に再び戻って来てどうにか話の辻褄を合わせる、という高等技術を使う。
でも、「ここだけはどうしても!」って要所は決して外さないんだよね。
熟練ヘリコプターパイロットみたいに、ピタッ!と着地点へと戻ってくることができる。
一言で言って「圧倒的な力を持つ、傑出した話者storyteller」なんですよね、この方。
女性版ジョーゼフ・キャンベル先生って言っちゃってもいいと思うな。
荒馬みたいにワイルドに跳ね回る彼女の話から振り落とされたりせずに、しぶとくしがみついていけるような聴き手でしたら、絶対楽しくってたまらない、時が経つのも忘れちゃうようなオーディオブックではないか、と思います。
しかし、それにしても随分話の守備範囲の広い人だよなあ...。
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