デヴィッド・オースティン。
ジョージ・マイケルの幼なじみである。
「3番目のWham!」っていうキャッチコピーで80年代中ごろに大プッシュされていた人なんだけど。
ごくごく一部の女性音楽ライター(今〇スヌーPさん)が熱心に取り上げた程度で、ルックスにあまり重きを置かない他のメディア(MUSIC LIFE誌など)ではほとんど無視されたも同然だった。
もちろん、セールス的には大惨敗。ソロシンガーとしてはあっという間に過去の人へと化しました。
あら、楽天市場でも中古盤売ってたわ。
詳しいことはよくわからなかったのだけど、ジョージ・マイケルの曲の共作者として曲作りをしたり、プロデュース業をしたり、と、音楽の仕事はずっと続けている様子。
あ、ツイッターもやってるな...。
Obviously, I know. Hope you liked the Grammys, and the Brits. Adele and Chris amazing! Yog loved you both.— David Austin (@david__austin) 2017年2月23日
今日の午前中、こちらのジョージ・マイケルドキュメンタリーを一気に見てしまった。原題はA Different Story。imdbの作品情報ページは、こちら。http://www.imdb.com/title/tt0445952/
映画は2005年のリリースだから、彼の晩年までカバーしているわけではない。(実際、これ以降のジョージ・マイケルの人生には、何度かの逮捕歴、薬物中毒、交通事故、といった暗いニュースばかりが増えていったわけだが。)
それでも、所属レコード会社であるCBS/SONYとの訴訟問題や、政治色の強いメッセージソングを出すことへの周囲からの圧力、そして1993年に死別したブラジル人の彼氏・アンセルモのこと...等々、今まで知らなかったエピソードがてんこ盛りで、ラストまではあっという間であった。
おまけに、ゲスト証言者の顔ぶれも超豪華。80年代音楽ファンなら、それだけでも充分楽しめるんじゃなかろうか。
思いつくままに挙げていくと...
アンドリュー・リッジリー。(Wham!の片割れなのだから当たり前だ)
マライア・キャリー。
(ジョージと争っていたアメリカのレコード会社の社長・トミー・モトーラは、当時彼女と結婚していた。)
ボーイ・ジョージ(カルチャー・クラブ)。
マーティン・ケンプ(スパンダーバレエ)。
スティング。
エルトン・ジョン。
ノエル・ギャラガー(オアシス)。
サイモン・コーウェル(スーザン・ボイルを輩出した素人オーディション番組・Britain's Got Talentの審査員を務める)。
一番印象に残ったのは、やはり、AIDSで死んでしまったジョージの最初の彼氏・アンセルモとのエピソードかなあ。
「人生で初めて本気で愛した相手」とジョージ自らが認めるアンセルモとは、91年のコンサートで知り合ったという。
最前列にいたのをジョージが一目惚れし、アプローチに成功。
だが、幸せな日々はわずか2年程で終わりを告げることとなる。
不治の病が二人の間を残酷に引き裂いたのであった...。
【参考記事:英語ではありますが、なんてったってゴシップとサッカーとお姉ちゃんの裸が売りのThe Sunですからね。ボキャブラリーもそんなに難しくないです。上のドキュメンタリーを見る前にざっと一読すると、 理解度がグッと高まるのでは。
I'M YOUR MAN 1963-2016 George Michael remembered from his childhood through to WHAM! and his battle with drug addiction 】
ドキュメンタリーの一番最後、エンドロールが終わった瞬間だけはどうぞお見逃し(お聞き逃し)無きようにお願いしますね。
彼の、生涯にわたるエルトン・ジョンとの友情を思い起こすとつい、じーーーん...と来ちゃう、そんな心憎い演出が最後の最後に隠されていますから。(ヒント:エルトン初期の代表作の、この歌。)
しばらくは自分の中でのジョージ・マイケル再訪ブームがおさまりそうもない。
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