2017年5月14日日曜日

許さんっ!仏語版ベルばら主題歌【健康優良児Ver.】

1989年、春。
人生初めての海外旅行の行き先は、花の都・パリだった。


およそ1か月にも及んだ、モンパルナス地区にある2つ星エコノミーホテルでの長期滞在。
朝食後から夕方頃までバスやメトロを駆使して、まぁ、よく歩いた、歩いた。今にして思えば、時間と体力だけはある若い貧乏旅行者だったからこそできる、なかなか贅沢な旅をしていた。


歩き疲れて帰り、夕食の時間(珍しく夕食付のツアーであった)までは少し時間がある、といった時に、ホテルの部屋でよく子供向けのテレビ番組枠を見ていたのだが、それがまた、びっくりするほど日本製アニメだらけ。(「Dr.スランプ」「めぞん一刻」「キャッツアイ」...等々。)
近年、フランスを中心に花開いている感がある日本のアニメブームだが、ちょうどあの時期に「仕込み」が行われていたのだと思う。
あの頃に夕方アニメを食い入るように見ていた世代が、20代、30代...となり、今のマンガ・アニメ人気を支えているのだろうな。


その中で、大ショックだったことがある。
まず、私が愛して止まない池田理代子先生の大傑作・「ベルサイユのばら」にLady Oscarなどというふざけたタイトルが付けられていたこと。
(オスカル自身が原作中で自分のことを「ラ・コンテスLa comtesse=女伯爵」と称しているので、まぁ、Lady Oscarが間違っているわけではないんだけどさ。どうも語感が軽くってね~(;^_^A)


さらにショックだったのが、この、タイトルバックアニメーションのシリアスさ加減に恐ろしく不似合いな、能天気でチャラい曲調の主題歌が押し付けられていたこと。
まぁ、百読は一聴に如かず。とりあえず、お聴きくださいな。



もう、許せませんよねっ、この、いかにも健康優良児っていった感じの元気な行進曲ぅぅぅぅっ!!! 原作への冒涜だぁ~~~。


作品の世界をこれっぽっちも理解していない奴が作ったのは明らかだ、と思う。
フランス革命がテーマのこの作品、主要登場人物は最後にバタバタと命を落とし、ハッピーエンドには絶対ならない、ってわかっているはずなのに...。
どーかしてるよフランス人。


♪くーさーむらーにぃ~ なーもーしーれず~
ドラマチックで緊張感に満ちた弦楽器の旋律で始まるホ短調のこちらの歌(「薔薇は美しく散る」)を「ベルサイユのばら・主題歌」として最初に刷り込まされた、日本のわたしたち。


ああ、日本人で良かった...。
鈴木宏子さんの歌、いつ聴いても品の良さを感じさせて素敵です。


このお値段だったら、もう一度買い直してもいいかなあ。名曲揃いだし。
(小学生の時、LP盤で持っていたのだ~。)

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4 件のコメント:

  1. あ、あまりの衝撃にしばらく声が出ない……(_□_;)!!
    フランス革命を微塵も感じさせない、脳天気な曲調なのはどうして??
    アニメの内容にミスマッチな気がするのは私だけでしょうか?
    せっかくの花の都パリだったのに、師岡さんの衝撃を考えると悲しくなります(´_`。)

    それにひきかえ、鈴木宏子さんの歌はアニメの内容にピッタリですね。
    フランス革命という激しい歴史の渦に巻き込まれるオスカルたちが、すぐ目に浮かんできましたもの。
    (しかもCD、とてもお値打ちですね!)

    ところで、1カ月もフランス旅行とは!
    羨ましいです~。師岡さん、本当に語学が堪能なんですね。
    ベルサイユ宮殿も行かれたと思うのですが、1カ月も滞在していたのであればじっくり見れたのでは?
    私はスイス~フランスのツアーに行ったときにベルサイユ宮殿に行ったのですが、
    本当に短時間で終わってしまいました。
    いつかゆっくり行ってみたいです。でも、ベルばらのアニメの再放送はしてなくてもいいかな……。

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    1. kyphiさん、やっぱりあの曲調は衝撃ですよね( ´艸`)!!!「許さむッ!!!」って、暴れん坊将軍風に言いたくなってしまうでしょう?

      フランス語歌詞を見つけましたので、そのうち辞書引いて和訳しますね。記事として載せます\(^o^)/。
      http://www.parolesmania.com/paroles_marie_dauphin_70431/paroles_lady_oscar_1206706.html

      私は昔も今も、なんちゃって~程度のフランス語レベルにしか到達していません(←これは学生時代の友人が証言してくれるはず。)。去年からパリ在住(現在)のピアニストの方に惚れてしまって以来、「リベンジフランス語の誓い」を何度も立てているのですが...占星術にばかり時間が取られてしまい...(;^_^A。

      このパリ1か月もツアーでの参加、ただし昼間はほんとうに自由度が多いツアーだったのでほぼ自由旅行みたいなもんでしたが、そんなにしゃべれなくても何とかなったんですね。朝夕ご飯付き、現地ガイドさん&添乗員さん同行、と至れり尽くせりのツアーでした。このツアーについては近々記事としてアップします��

      ベルサイユ宮殿、たった1回しか行かなかったんですよ。高速地下鉄RER乗って。
      滞在も残りわずかとなり、3月も下旬に近かったのに、信じられないくらい風が強く寒い日でしてね。
      庭を歩いていても「ぎゃーこんなの耐えられない~!!!」とみんな悲鳴を上げるばかり。薄手のジャケットで来たことを激しく後悔したものの、後の祭り...。
      せっかく行ったのに、プチトリアノンまで歩いていく気にもなれず(あぁもったいない...涙。)、宮殿内部と正面の庭だけそそくさと歩いてあっという間にパリへと戻りました。鏡の間で写真撮ったぐらいしか自慢できることはありません...��

      もう一度行きたいですよね~。
      ただ、最近のパリ、特に地下鉄内の治安は相当悪いと聞いていますので、行くからには少し資金に余裕を持たせないと危険かな、って気がします。シャルルドゴール空港からの地下鉄にスリがうじゃうじゃ、って聞くと、なんだかそれだけで行く気が萎えるなぁ...。

      ありがとうございました♡

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  2. 1か月間、朝夕ご飯付き、現地ガイドさん&添乗員さん同行……。なかなかないですよね、こんなに良いツアー。私もそのツアーを見つけていたら、行きたかったですよ。
    ベルサイユ宮殿、残念でしたね(T_T)。あそこ広いから、歩いて行くのは結構大変かも……。私が行ったときは馬車で回るツアーもありますよって言われました(当然時間もお金もないので無理でした。)

    ツアー記事&ベルばらフランス版の歌詞訳、師岡さんのお時間があるときでもちろん結構ですよ~。
    楽しみにしています❤



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    1. kyphiさん、ツアーに関する古い文章(Google+に載せたもの)をいじって、Upしてみました。ツアーの具体的な内容については、リンク先で他の方が詳しく語ってくださっているので、こちらではいちいち繰り返しませんでしたけど...笑。

      でも、ロワール古城巡りあり、ブルージュ日帰り観光あり、またオプショナル参加でロンドン行きもあり(←ここで私は自分が完全に進路を間違えたことを悟ります...あーー自分のバカバカバカ野郎っ、なぜ素直に英語選ばずにフランス語なんか選んだんだろう、って...。( ノД`)シクシク…)...とっても盛りだくさんな旅でした!

      お互い、【フランス/パリ再訪】+ベルサイユじっくり観光目指して頑張りましょう!お―――っ!!!\(^o^)/

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