2017年4月13日木曜日

「真実と妄想がコンタミ(異物混入)を起こしている」

これ、姉妹ブログの 「さよなら、サイコパス ~Psychopath Free~」 (Peace著) 試訳。(通称、2号館)の方がふさわしい内容かもしれない。
とりあえず雑談時事小ネタの扱いにして、こちらの3号館に投下しときましょう。


わかってる。
このSTAP細胞問題は超特大の不発弾みたいなものだから、取り扱いには細心の注意を払い、慎重に慎重を期さなくっちゃいけない、ってこと。


STAP細胞問題と、その渦中にあった人々に対してどのような反応を示すか。
そこを見るだけで、「理解し合える人」と「理解し合えない人」とがきれいに選り分けられてしまう。
STAP細胞問題とは、情け容赦をしない、実に恐ろしい【価値観の踏み絵】なのだ。


「サイコパス人間は、いる。それも、私たちのすぐそばに。」と存在を肯定する人々と、「そんなのいない。欠点はあっても、基本的にみんないい人」と目を背け、存在を否定する人々。
両者が激しく議論したところで、話はどこまで行っても平行線。
STAP細胞問題についても、全く同じことが言える。


これが最新号(2017年4月20日号)の週刊新潮の記事だそうだ。


2014年の「週刊新潮」に載った、科学関係者5人の座談会。

【独特の精神構造】(サイエンスジャーナリスト・緑慎也氏) 
【真実と妄想がコンタミ(異物混入)を起こしている】(早稲田大学国際教養学部・池田清彦教授)   
私は彼らの言い分を支持するな。
理系技術者で、現在ドクター論文執筆中の家人も、最初っからこの見方。


http://www.dailyshincho.jp/article/2014/09020900/?all=1
http://www.dailyshincho.jp/article/2014/09031130/?all=1
http://www.dailyshincho.jp/article/2014/09041100/
http://www.dailyshincho.jp/article/2014/09041200/?all=1
http://www.dailyshincho.jp/article/2014/09051200/?all=1



【※残念ながら座談会(5)は現在HP上には掲載されていないようです。】

科学者としての真理追求。
「私、かわいそうな被害者なんです」っていうオンナの涙。

両者が仲良く共存する日なんて、多分永遠に来ないんじゃないかな、って思う。
来たらまずいでしょ、いくら何でも。


ご紹介したいのは、アメリカの臨床心理学者・マーサ・スタウトによる、人格障害(自己愛性+演技性+反社会性をカバー。)の古典的名著。現代人の必読書ですね。
頑固な性善説支持者(「話し合えばいつかはわかり合える」「本当に悪い人なんて、いない。」)には特に強くおススメしたい。

良心をもたない人たち (草思社文庫)
マーサ スタウト
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現実世界に生きる人間の闇の部分を知るためにも、一度くらいは目を通してほしい。
あまり気は進まないだろうけどね。



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