2017年2月21日火曜日

【英語】日本人は文法力にもっと自信を持ちましょう。【英会話】

(初出:2016年6月@Google+)



grammarly.comのブログ記事を読み、思った。


日本人の英語学習者、もう少し自分の英語力に自信を持っていいような気がする。


というのも、ごく普通のアメリカ人、もっとあからさまに言ってしまうと、高卒程度で特に教育程度が高いとは言えない人々の文章を見ると、上のリンク先の記事中で指摘されているような初歩的な文法やスペリングのミスはいくらでも見つかるよ。


嘘だと思ったらFacebookや掲示板の投稿など、素人が急いで書いたような文章を覗いてみたらいい。
ネイティブの人だから、英語表記がきちんとしている...なんて、とんでもない誤解です。きちんと教育を受けた人でない限り、かなり怪しいスペリングの人もいますからね。
学校英語、特に文法を頑張って勉強してきた日本人の方が正しく書けている、なんて場合だって珍しくないです。


しかも、この「お粗末な書き言葉」、若い子に限った問題じゃないんだよね。
50を過ぎ、子供もさぞや大きくなっただろうといった世代に属するおじさんおばさん世代でも、平気であちこち間違えた文、書いてたりする。
(年を取れば取るほど、「これでいいんだ!文句あっか!」と頑固になり、長年の思い込みが修正される見込みは限りなく小さくなり..。)


いちいち目くじら立てていたら、こっちの身が持たないです。
ムカッと来るのはわかるけど。



日本語だって、昨今では「以外に」と「意外に」、「一所懸命」と「一生懸命」を正しく使い分けている人の方が少ないんじゃないか、と思うほどだもの。それと同じだ。

”your funny"  (正:You're)
"it's there problem" (正:their)
"The book lost it's jacket."  (正:its)
こんな間違い、日本人はまずやらないだろうね。
でも、アメリカ人にとってはごくごく当たり前に見られる文法ミスです。


極めつけは、これ!


高校英語をきちんと勉強している子だったら、日本人でもこんな間違いはしないと思うんだけどな~。

"I should of brought something to eat during the break."
(正:should have brought)


なんで、助動詞の"should"の後ろに動詞が付かずに、前置詞のofが来てるんだよ!!! なんでネイティブなのに、こんな基本的なところで間違うんだよ!!!
...ネットの向こうにいる、見も知らぬ人に向かって怒ったってしょうがありませんが...。


日本のみなさん。私は大声で言いたい。

日本の学校英語文法、ダメだダメだってケチ付ける人も多いけど、

「絶対、そんなことない。あれはあれで良く出来たカリキュラムだ。」

って。
文法知識を地道に積み重ねていって、ゆくゆくは難しい組み立ての文をすらすら読めるようになる、という今の学び方、無理に捨てなくてもいいと思いますよ。
「きちんとした文が書ける」ようになったのであれば、必ず誰かが気付いて、それなりの評価をしてくれますから。
そうした力を付けた上で、少しずつ会話がスムーズに行くような練習を毎日の暮らしに取り入れて足していけばいいのです。


自信を持ちましょう。
自分が思っているほど、あなたの英語力はひどくないはずですから。


私の住むアメリカ北西部でも、インド人や中国人がたくさんいます。
正直な話、何言ってるかわからないですよ。発音があまり良くない人の英語なもので。
でも、彼らは皆、謎の発音でベラベラと言いたいことしゃべりまくっているので、あまりストレスは溜めない様子でありますね。



今日から堂々喋り倒しましょう。
英文、書いて、送って、発信しましょう。
恥ずかしがっていたら損、ですからね。


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