2017年2月20日月曜日

恋し懐かし昭和歌謡曲

(初出:2016年9月@Google+)

カバーする人も多い「喝采」。(コロッケの件は、しばし忘れよう...。)


ちあきなおみさんという歌い手さんとはどうしても切り離すことのできない、独特の「陰り」。
この部分まで真似し尽くせる人は、おそらくこの先も現れることはないだろう、と思う。


昭和の歌謡曲には、われわれが忘れて久しい、陰りや憂い、嘆きや絶望といった負の感情が込められた歌も少なくないよね。
最近の歌でここまで深みのある「ドラマ」を含むものって、果たしてあるだろうか。
何十年経っても聴きたくなる曲。今、どれくらい生まれているだろうか。


戦争に負け、いまだかつてないほど多くの日本人が貧困や不幸を直接体験し、運命の無慈悲さに涙した。
それが昭和という時代だ。
そうした時代を生きた人でないと、そうした時代の陰りを肌で知っている人でないと、どうしても歌うことのできない歌...。
昔はそこらじゅうにあふれていたんだけどねえ。
まぁ、これも時代の流れ。嘆いてみたって、しょうがない。

「ヨイトマケの歌」。もちろん、美輪明宏さんです。

アルコールとの付き合いでは、いろいろと悩みが深かったひばりさん。
人一倍光輝いた分、陰の部分も人一倍お持ちだった生涯でした。

8月の夜、日航ジャンボ機墜落のニュースが
飛び込んできた時の衝撃は今でも忘れられません。
まさかその中に九ちゃんがいたなんて...。

百恵ちゃん、ちびまる子と同じ60年代生まれの我々にとっては
永遠のスーパースター歌姫なのです。

藤圭子(圭似子)さん。オリジナルは堀江淳さんでしたが、
女性ヴォーカル、それも藤さんのような実力者が歌うと
また違った味わいが出てGood!ですね。
場末のスナックのカウンター風景、目に浮かぶようです。
(堀江さんの「メモリーグラス」、シングル盤で持ってたよ。)


こういう不朽の名曲を時々掘り出してきて、その当時の空気を追体験するのはいいと思うな。YouTubeなどの動画サイトのおかげで、誰にでもそれができるようになった。ありがたい。


温故知新。
古きを訪ねることによって、私たちは最近の流行りモノが失ってしまった「何か」を学ぶことができる。
歌謡曲のような大衆文化も、時々タイムスリップして過去のお宝を掘り出してみると、新しい発見ができるのだと思う。
文学、哲学、宗教の「古典/クラシック」と呼ばれる本を読む作業と同じで。





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